ともみ先生の“ハッピー子育てライフ”第11回 イヤイヤ期の仕上げ磨き|盛岡の小児歯科なら神の前キッズデンタルパーク

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ともみ先生の“ハッピー子育てライフ”第11回 イヤイヤ期の仕上げ磨き

 みなさん、こんにちは。
子育てライフの最後の投稿から随分日があいてしまいました(X‐X;)前回投稿時の娘の写真があまりに幼くて私自身がビックリしてしまいました…本当に申し訳ございません。

 さて、気を取り直して今回のテーマは「イヤイヤ期の仕上げ磨き」についてお話しします。
小さいお子さんが歯みがきを嫌がることは、子育てをしている多くの保護者が悩むことです。お母さんは子供をむし歯にしたくないため一生懸命歯みがきをしている横で、祖父母やお父さんから「そんなに泣かせてまでやらなくていいんじゃない。可哀想だよ」と言われてしまうこともしばしばあります。
しかし!!可哀想なのはむし歯になってしまうことです。むし歯は病気です。ならない方がいいに決まっています。歯みがきを頑張っているお母さん、どうか心折れずにやっていきましょう。そして周囲のみなさんは、どうか温かく見守ってあげてください。

 それでは、「歯みがきイヤイヤ」について年齢別に理由と解決法をお伝えしていきます。

0~1才頃まで
【泣く理由】
感情面は主に「快・不快」の表現が中心です。お口を触ることが不快に感じることで嫌がって泣くことが多いです。また、遊んでいたのに急に寝かせられたなど自分の行動を制限されたことに「怒り」を感じて泣くことがあります。

【対処法】
① お口のマッサージ
お口はとても敏感な場所です。例えば髪の毛1本が口に入っても不快に感じるほど、お口には神経細胞が多く存在します。そのため突然歯ブラシの毛やお母さんの指がお口に触れることでビックリして「イヤ!!」となってしまうことがあります。
 そこでおすすめなのは「お口のマッサージ」。といっても特にやり方があるわけではなく、歯ぐきや粘膜をやさしく触ってあげるだけでOK。これは、まだ歯が生えていない赤ちゃんの時期からやり始めると、おっぱいのくわえ方が上手になったりします!歯みがき前後に2、3秒でいいので触ってみてください。ただし、上下の歯があるところに指を入れると噛まれてしまうことがありますのでご注意ください!

② 歌を歌う
仕上げ歯みがきをする時、保護者の顔はどうしても怖い顔になりがちです。子供が泣いている場合はなおのこと、早く済ませよう!綺麗に磨こう!という気持ちが先行してしまい真剣な顔=怖い顔になりがちです。
そこでおすすめなのは、歯みがきの歌やお子さんが好きな歌を歌うこと。それだけでちょっと和やかな空気になり、お子さんがピタッと泣き止んだりします。

③ 体をしっかり固定して、できるだけ短時間で済ませる
体をしっかり固定お子さんの機嫌は日によって変わります。何をしてもダメな時だってあります。そんなときは「体をしっかり固定して、短時間で」済ませましょう!ここでポイントなのは体をしっかり固定すること。両手を保護者の太ももの下へ、頭を両太ももでがしっと固定します。足がばたばたする時は、両足で押さえましょう。脇をしめて左手(利き手でない方の手)でほっぺを広げて視野を確保します。

ともみ先生の“ハッピー子育てライフ”第11回 イヤイヤ期の仕上げ磨き

固定さえしっかりできれば、歯みがきをする時間は1分かからず終わらせられます。固定が不安定だと、余計な力が歯ブラシにかかってしまい、痛かったり時間がかかったりとお子さんはもっとイヤイヤします。
またこのしっかり固定スタイルは、機嫌がいい時も続けてください。お顔が急に動いて歯ブラシが刺さるなどの危険防止になりますし、お子さんがこの姿勢に慣れることでスムーズに仕上げができるのでお母さんも楽ちんです。

2才から3才頃まで
【泣く理由】
感情面が発達してくる過程で、「好き・嫌い」がでてきます。歯磨きも自分でやるのはいいけれど、仕上げをされるのは嫌!というふうに自己主張もでてきます。しかしイヤイヤ期というのは、感情の発達において必要な過程ですので、(振り回される保護者は大変ですが…)成長を喜びつつ対応できるといいですね。

【対応方法】
① お子さんが何を嫌がっているのか考える・聞いてあげる
自分の意思が伝えられるようになる年齢なので、イヤイヤする理由を聞いてあげるようにしましょう。これには2つの理由があります。
1つめは、イヤな理由を取り除いてあげること。多くは「痛い」という理由です。歯ブラシを小さくする、柔らかくするなど対応してあげましょう。また体の固定が甘いとやはり手に力が入ってしまい痛くなってしまうことがありますので、『0~1才の対処法③』を参考に体の固定をしっかりしてあげましょう。
2つめは、「あなたとちゃんと向き合ってますよ」という表現をしてあげること。イヤイヤするのは、お母さんの気をひきたいという時もあります。

② 前向きな声掛けをする
嫌がっていても「大きなお口上手だね」「お口のバイキンいなくなってきたよ」「ピカピカになってきたよ」など、前向きな声掛けを続けていくと「ほめられた!!」とうれしくなって頑張る気持ちが育ってきます。

③ 味を工夫する
「歯磨き粉の味を選ぶ」「仕上げのフッ素ジェルを塗る」など日々の歯みがきにちょっとした楽しみを加えてみましょう。

④ 仕上げ磨きが終わったら必ずほめる
泣いていても、嫌がっていても、頑張ったことをほめてあげましょう。「ほめられる=認められている」ことです。お子さんの安心感とうれしさを満たしてあげることで次頑張る心を育てていきましょう。

⑤ 歯みがき絵本で歯みがきの必要性を刷り込む
絵本の中のキャラクターが楽しそうに歯みがきをしている様子を繰り返し見ることで、「歯みがきはしなきゃいけないこと」ということが刷り込まれていきます。歯みがき中もキャラクターの名前を出して声掛けするといいですね。

⑥ 自分で磨いたからおしまい!という
自立心が芽生えると、自分でやりたい気持ちが強くなり、保護者のお手伝いを拒否することがあります。しかし自分磨きがしっかりできるようになるのは、小学校中学年頃。まだまだ磨けているとは言えないのが現実です。そんな時は「バイ菌さんがまだ奥にかくれんぼしているから、ママにお手伝いさせて」とか「10数えたらママの番ね」とかお子さんが納得するような声かけをして仕上げ磨きにもっていくようにしましょう。

⑦ 何をしてもダメな時
この時期のお子さんは脳の前頭前野が未発達のため、自分の感情のコントロールがうまくできずイヤイヤがヒートアップしてしまうことがあります。そのような時は「気持ちを落ち着かせるまで待つ」「別のものに気を向かせる」など歯みがきまで時間をおくか、『0~1才の対処法③』と同様に時間をかけずさっと済ませるがよいと思います。


ご家庭でできる様々な対応方法をご紹介してきましたが、たまに環境を変えてみるものお子さんの社会性を育てる上でプラスになります。神の前キッズデンタルパークにはイヤイヤ期(0~2歳)の歯みがきを保育士と一緒に音楽や手遊び、絵本やパネルシアターなどを通して楽しく取り組む「歯みがき教室821クラブ(ハニークラブ)」があります。821クラブは子どもの同調行動の心理を利用しているため、ご家庭では泣いてしまうお子さんも、繰り返し821クラブを体験することで周囲のお子さんの様子をみて自ら進んでゴロンと寝て仕上げ磨きができるようになります。821クラブは無料体験を随時実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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神の前キッズデンタルパークでは、ご家庭で大変な仕上げ磨きを「楽しいもの・気持ちいいもの」に変えていくサポートを行っています。詳しくは当院にお問い合わせくださいね。

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