ともみ先生のハッピー子育てライフ第21回「あごの成長を促す正しい母乳育児」
みなさん、こんにちは!
生後2か月になりました!顔も随分ふっくらしてきて、すくすく元気に育っております。
(過去を振り返ってブログを書いています。)
実は生後2か月で飛行機初体験!!両親とベビーの3人で愛知にいってきました!何をしに行ったかというと、「上唇小帯&舌小帯の切除術」を受けてきました!そこに至った経緯や体験報告については別の回で、詳しくお伝えしますね!

さて、今回は前回お伝えした「赤ちゃんが生まれたらチェックすべきお口のポイント9つ!」の根底にある、
「母乳育児があごを育てる」理由について詳しくお伝えします。
歯並びが悪いお子さんは、全世界的に増えています。まさに歯列不正のパンデミックが起きているといっても過言ではない状況です。
歯並びが悪い原因のうち、遺伝的要因は4%、残り96%は後天的要因(生まれてからの生活習慣など)と言われています。遺伝は変えられないけれど、生まれてからの生活習慣は変えられます!
つまり歯並びも予防が可能ということです!
ではなぜ歯並びが悪くなるのでしょう?
それは、あごの骨の成長が弱い(あごが小さい)ためです。
実は歯のサイズは遺伝で決まっています。しかしあごの大きさは、「どれだけしっかり使うか」にかかっています。
歯のサイズは変えられないのだから、あごを大きくするような生活を送ることができれば、歯並びが良い子にできるということです。
では、どうやってあごを大きくするか?
ここで重要なのは「正しい母乳育児」なのです!
母乳を飲む動作=哺乳は、すさまじくお口を使う運動です。私も初めて赤ちゃんにおっぱいを飲ませた時、その力強さに驚き、感動したことを覚えています。哺乳の動作は、お口の中(舌・頬・唇などの筋肉)だけの運動ではなく、顔や頭や首などの筋肉の連動運動です。授乳すると、赤ちゃんは全身汗だくになるほど一生懸命筋肉を動かして、おっぱいを飲んでいるのです。
このすさまじいお口の運動(哺乳)が、正しくしっかり出来ているかがポイントになります。ここで哺乳瓶ではだめなの?という疑問がでてきますね。
実は哺乳瓶とおっぱいでは、乳汁の飲み方・乳首のつぶれ方が違います。

そのためあごを育てる上では、母乳育児の方が優れていると言われています。
しかし、正しい哺乳瓶の選択や加えさせ方を意識することで、母乳育児に近づけることは可能ですので、ご安心くださいね。
さらにあごの成長にも、身長の成長のように「成長が著しい時期=成長期」というものがあります。
~第5版 歯科矯正学 医師薬出版株式会社より~
上あごは神経型に似た成長を、下あごは一般型に似た成長をすると言われています。
上あごの成長期は5歳ころまでが特に勢いがあり、下あごは10歳以降も成長が続くことがわかります。
つまり上あごはできるだけ早期から成長を促すアプローチをする必要があるのです。
なので、生まれてからすぐに行われる授乳の運動が、あごの成長を促進してくれるのです!また、生まれてから数年は、あごの骨がとても柔らかく、刺激に柔軟に反応し、すくすくと成長すると言われています。
実際、世界的にも様々な論文により母乳育児とあごの成長は関連性があると証明されています。
では、あごの成長を促す正しい母乳育児とは何かを説明します!
① 乳首は吸啜窩にはまるべし!(浅飲みNG)
② 唇はしっかりめくれているべし!
③ 赤ちゃんの口が母の乳首の正面にくるような高さ、姿勢は捻じれず、リラックスできるようにだっこすべし!
④ チュパチュパ音がせず飲むべし!
⑤ 飲んだあとの乳首は潰れたり、変形したりせず、痛みもない状態であるべし!
⑥ だらだら長く飲んだり、吸ったり離したりを繰り返したりせず、集中して飲むべし!
⑦ 授乳は2歳まで続けるべし!
それぞれについては、次回に詳しく解説いたしますね!
神の前キッズデンタルパークではあごを育てる正しい母乳育児を支援するため、助産師、理学療法士、発達アドバイザー、歯科医師が多方面からチェックし、それぞれの状態に合わせたサポートを行っております。対応するスタッフは全員子育て経験が豊富な女性スタッフです。ぜひお気軽にお問い合わせください!

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