ともみ先生のハッピー子育てライフ第22回「神の前流あごを育てる正しい母乳育児」|盛岡の小児歯科なら神の前キッズデンタルパーク

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ともみ先生のハッピー子育てライフ第22回「神の前流あごを育てる正しい母乳育児」

みなさん、こんにちは!

3か月になり、うつ伏せ遊びでぐっと首をもちあげるのがとても上手になってきました!うつ伏せ遊びは、赤ちゃんの首の筋肉を育てる上でとても大切な遊びです。目線が高くなり視野が広がるため、慣れてくるとしばらく泣かずにうつぶせの状態を維持できるようになります。首の筋肉は今後の発達において、なくてはならないものです。新生児期から取り組んで、少しずつ鍛えていきましょう!

(こちらの記事は過去の記憶を遡って書かせていただきました。)

 

 

ともみ先生のハッピー子育てライフ第22回「神の前流あごを育てる正しい母乳育児」
ともみ先生のハッピー子育てライフ第22回「神の前流あごを育てる正しい母乳育児」

さて今回は前回の続き、「神の前流あごを育てる正しい母乳育児」について深堀していきたいと思います。

ポイントは7つ!!  1つずつ解説していきます。

 

その1 乳首は吸啜窩にはまるべし!(浅飲みNG)
吸啜窩というのは、赤ちゃんの上あごにある凹みのこと(写真)ここに乳首がはまるように、しっかり深くくわえさせるのがポイントです。上あごは3つの骨で構成されています。

上顎骨の縫合部(骨と骨のつなぎ目)におっぱいをしごく舌の圧が加わることにより、骨の成長が促されるのです!

上あごの成長期は赤ちゃんの時期(主に3歳ころまで)なので、深く乳首をくわえることが成長期にあごをしっかり育てる上で、とーーっても重要な要素になります!

 

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その2  唇はやわらかく、しっかりめくれているべし!
乳首をくわえたときに赤ちゃんの上下の唇が外側にしっかりひらいているのが、深くくわえるためにとても大切なチェックポイントです!(写真)

唇のはじ(口角)に力が入っていないかも合わせてチェックしてみましょう!

唇が固い(指で口の中を触ってみて、のびにくいor触ると引き締める)赤ちゃんは、乳首を深くくわえにくいです。

赤ちゃんの口元が良く見えないときは、写真をとってもらってチェックするのもオススメです!

 

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その3 赤ちゃんの口が母の乳首の正面にくるような高さ、姿勢は捻じれず、リラックスできるようにだっこすべし!

授乳姿勢も、乳首を深くくわえる上で大切なポイントです。

授乳クッションは赤ちゃんの体の大きさに合わせて、高さを調整することも必要です。(写真)

赤ちゃんの首の角度がのけぞりすぎても、ひきすぎても嚥下がしにくくなります。

おっぱいの乳首の向きも、左右で違うこともよくあるので、乳首の状態をよく観察して、赤ちゃんの口が乳首の正面にくるようにくわえさせてあげましょう。姿勢の捻じれとは、顔だけおっぱいのほうを向いていて、体は別を向いているような状態のことです。

捻じれないためのポイントは、赤ちゃんのお腹とお母さんのお腹がくっつくようにすること。

客観的に授乳姿勢を評価するために、ちょっと離れたところから写真を撮ってもらうのもおすすめです!

 

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その4  チュパチュパ音がせず飲むべし!

哺乳時に、チュパチュパ音がするのは、赤ちゃんの舌が乳首から外れたり、唇のフィットが悪く空気が入ってしまうためです。本来上手に哺乳できている時は、無音なのです!

毎回チュパチュパ音が聞こえる場合は、舌小帯に問題があるかもしれません。

小児歯科への受診をおすすめします。

 

その5 飲んだあとの乳首は潰れたり、変形したりせず、痛みもない状態であるべし!

赤ちゃんの舌が上手く使えているかどうかは、授乳後におっぱいの乳首の変形(写真)があるかないかで確認できます。

上手に舌が動けている場合は、授乳前後で乳首の形は変わりません!

また乳首に痛みがあったり、乳腺炎を繰り返すような場合も赤ちゃんの舌が上手く使えていない可能性があります。

小児歯科への受診をおすすめします。

 

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その6 だらだら長く飲んだり、吸ったり離したりを繰り返したりせず、集中して飲むべし!

だらだら飲みや、息継ぎをするようにおっぱいを離してまた吸ったり、寝落ちしてすぐにまたおっぱいを欲しがるようなときは、その5と同様に舌が上手く使えていないか、哺乳時に呼吸に問題が生じている可能性があります。

これも舌小帯と関連性があることもありますので、小児歯科への受診をおすすめします。

また集中して飲めないときは、空腹をうまく作れていない可能性があります。

赤ちゃんが空腹を感じ泣いて「おっぱい飲みたい!」というサインを出すまで、授乳しない!というリズムを作っていきましょう。

つまり、決めた時間(3時間おきなど)で授乳しないこと!これはのちに、スムーズに哺乳から食事へつなげるにあたってとても大切なポイントになります。

空腹が食欲を促す、最大のスパイスになるのは、赤ちゃんでも同じです!

 

その7 授乳は2歳以上続けるべし!

WHO(世界保健機関)は「母乳育児は、乳児の健全な成長と発達のための最良な方法であるだけでなく、母親の健康にも重要な意味を持つため、生後6カ月間は母乳のみを与えること、そして2歳以降まで母乳育児を続けること」を推奨しています。

また、完全母乳育児期間が長いほど、歯並びが良くなることやおしゃぶり・指しゃぶりの使用が少ないことなどの、多くのメリットがあります。何事も継続は大きな力になる!ということですね。

しかし母乳育児を成功させるには、生後1ヶ月がカギと言われています。

これから出産を迎える方は、産後すぐから母乳育児にトライし、上手くいかない場合は早期に、産婦人科でのおっぱいサポート、小児歯科での赤ちゃんのお口チェックを受けることをおすすめします。

 

いかがでしたか?

授乳が上手くできているかわからない、自信がないという方は、今すぐ神の前キッズデンタルパークへの受診をおすすめします。

あごの成長期はあっという間に過ぎていってしまいます。

このチャンスを確実につかむために、第一歩を踏み出してみませんか?

 

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